〒330-0062 埼玉県さいたま市浦和区仲町３-13-15
今回は、「雨漏りがする」とのご連絡を頂いたお宅の瓦葺き替え（部分葺き替え）工事です。
雨漏りの原因究明というのは非常に厄介でして、雨量や風によって雨漏りしたり・しなかったり、水が廻って室内に漏れるなどすると、屋根の傷んでいる場所を特定することが困難であったりします。
今回は、水漏れの跡等から判断すると、玄関上部の屋根と大屋根との谷部が重要参考人となりました。
平屋のお宅でしたので、足場などは架けずに施工します。
まずは旧い瓦の撤去です。
基本的に瓦は「乗っかっているだけ」なので、チャッチャと剥がしていきます。
谷部分の銅板の「押さえ」が露出しました。
瓦の下が土だらけなのは、たまった汚れではなく、瓦の高さ調整・固定に使用していた「土」が乾燥したものです。
取り外した銅板を見ると見事な「穴」が空いていました！
長年の間に水滴がポタリ、ポタリと落ちてできてしまった穴です。
このお宅の屋根の構造上、一番雨水が流れる部分に穴が空いてしまっていては、駄目ですね。
銅板の押さえの下部分の防水シートにも、ところどころ裂け目ができていました。
犯人は予想通りでした。
指で押すとポロポロです。
すべての瓦を（今回は玄関上部の一部分）撤去した後、「野地板」と呼ばれる下地用の板を施工していきます。
問題となっている谷部分をカバーするように、防水ルーフィング材を敷き詰めます。
屋根材の種類を問わず、防水の面で最も重要な作業です。
瓦を固定するための「瓦桟」と呼ばれる木材を打ち、谷部分は金属板で押さえます。
下処理が終わったところで、新しい瓦を葺いていきます。
瓦職人に言わせると、最近の瓦はサイズが均一なので作業が楽だそうです。
昔はサイズがまちまちだったので、屋根の上で選別しながらの作業だったとのこと・・・。
でも、瓦の高さ調整は昔ながらの粘土です。
瓦と屋根は結構隙間が空いています。
防水上一番のネックになりそうな、左右の谷押さえの合わせ部分。
ここはコーキング材などの文明の利器を使用して対処しました。
日が落ちてきたので、一日目はここまで。
大分仕上がっているので、万が一雨が降っても大丈夫でしょう。
念のため、棟部分を瓦でカバーして終了！
続いて二日目。
棟部の仕上げです。
鬼瓦を立て針金で固定していきます。
棟部分は、俵を一段、また一段と積んでいきます。
こんな感じです。
綺麗に積み上がりましたね。
これで完成です。
谷部分も綺麗に仕上がりました。
両方から雨水が流れ込む部分なので、「穴」は致命傷でした。
下地からしっかり直したので、もう大丈夫でしょう。
その後雨が降った後に何度か確認させていただきましたが、雨漏りは発生していせん。
やはりあの谷部分の穴が原因だったようです。
今回は普段あまり目にすることができない、屋根工事をご紹介しました。
屋根工事は
瓦を再利用して、屋根下地を補修する方法、
屋根材自体を異なる材料に変更する方法、
塗装による補修方法など
いろいろな選択肢がありますので、工事業者とよく相談することをおススメします。
いつもありがとうございます♪
今朝は早朝より瓦屋根の応急修理です。
さいたま市内でも ちらほらと棟が崩れたりして、瓦屋根補修の必要な
お宅が出ているようです。
「とりあえず」 となってしまいますが、棟の部分にシートをかぶせて
崩れた瓦を袋に詰めて重しとします。
本格的な修理か゛いつになるかは不明ですが・・・・・・・・
順番に緊急補修を行っているような状態です。
さいたま市の外壁塗装
有限会社さくらリフォーム
0120-640-446
つい先日、さいたま市内で施工させていただいた瓦屋根葺き替え工事で使用した
防災瓦というものがありますのでご紹介しておきます。
防水の下葺きをしっかりと行った後に
防腐剤を染み込ませた瓦桟を打ちます。
所々あいている穴は雨水の通り道
こちらは防災仕様の三州瓦です
茶色い部分の穴は固定用
境目の線状の盛り上がりは 雨水を返すためのものです
横方向にも雨水の返しがありますね
実際に葺くとこのようになります
黒いのはビス止めしてコーキングした跡です
瓦桟に二か所釘で留っているのがわかりますか？
一番の弱点の棟は、下地に金物で留めて横方向に柱を通します
黒い横柱に漆喰を盛り、その上に棟の瓦を載せて ビス止めします
大きな鬼がわらは使えなくなりますが、防災仕様の和瓦葺が完成となります。
瓦を新品に葺き替えるのであれば、防災瓦をお勧めします。
さいたま市の外壁塗装
(有)さくらリフォーム
0120-640-446
震災から２年 一時の瓦屋根補修バブルも落ち着いてきたようですが、たまに茨城県などを車で通るといまだにブルーシートがかかっているお宅があるようです。
倒れたアンテナのせいか判りませんが瓦が破損
さて、今回の現場は東京都の墨田区 スカイツリーが間近に見えるお宅です
この部分から雨漏りがしているようです
正確には 瓦の破損＝雨漏り個所ではないのですが
破損個所は当然雨水の瓦下への流水量が増えますから可能性は高くなります
(後日 雨天の日にご主人が小屋裏から確認して間違いないとのこと)
築年数４０年以上なので本来は全面葺き替えが必要な状態です
が
各家庭それぞれ事情というものがありますので、今回は部分補修を行うこととなりました
では 手術を始めます
まずは破損部を露出
家を雨から守っている下葺材が露出しました
パリパリしたものはアスファルト系でもゴム系でもない天然系の
杉皮の下葺です ある意味高級です！
昔は杉皮で浸水を防いでいたのですね
瓦の破損部を中心に瓦３枚×３枚分を露出しました
思っていたより土(もともとは粘土)が少ないです・・・・・
はい！ 清掃中！ 花粉と埃と黄砂とPM2.5が鼻を攻撃してきます
ここで怪しい穴を発見です
ちょうど割れていた瓦の一段下の部分です
土と埃に隠れていましたが、割れた瓦から多量に浸入した雨水がここから
漏れたようです
防水テープを張ってタッカーで留めておきます
一旦 下に降りてルーフィング材を適当に切りだしまして・・・
敷き込んでタッカーで留めます
この部分だけ新品のルーフィング材で雨水をはじく
↓
他の補修していない部分に以前より多くの雨水が回る
↓
古いままの下葺に負担がかかる→他の部分で雨漏り
といった心配があるのは重々承知の上、今回はここまでの作業としています
交換予定の瓦と今までの瓦
材料屋さんが言っていた通り 最近の瓦の方が少し大きいみたいです
40数年前は瓦の大きさが不均一でしたから、当時の瓦職人が屋根の上で
瓦がピシッと並ぶように調整しながら葺いたはずです
なので元あった所と同じ場所に瓦を戻して、真ん中だけ新品に
差し替え 掃き掃除して終了
余った材料で もう一か所 見積もり外ですがサービス作業中
ご覧のように 少し新しい瓦(銀色で雨筋あり)の上の瓦が破損していました
以前にも補修に入っているようですが、下地は昔の杉皮そのままでしたので
瓦２枚分のルーフィング材を葺いて、瓦を差し替えました
雪止め金具が付いていなかったので今年の大雪で下に駐車してあるお車を直撃
したそうです １０本くらいかなと思っていたのですが、ピッチを詰めたら１５本必要でした
予備を持ってきていて良かったです
結果的に
瓦６枚差し替え ルーフィング材敷き２か所 雪止め金具15本
瓦の割れ補修多数
の施工となりました
屋根下地が痛んでいたのでかなり怖い作業となりましたが無事完工です
埼玉県さいたま市のさくらリフォームでした
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