外壁はモルタル壁、屋根は東側垂直に近い面がコロニアル葺、その他の屋根部分が金属屋根のお宅です。

 金属屋根(瓦棒　カワラボー)の下屋根　東側。

同じく　北側の状況です。

青いのは元々の屋根材の色。平成１６年に塗装されたそうですが、大分剥がれてきていますね。

 こちらは外壁の排気口。この汚れ具合を良く覚えておいてください。

 配管周り。

換気扇周りにクラックが発生しています。

５年前に塗装済みということは、新しいクラック？？

周辺の環境によってかなり差が出る所ですが、外壁も大分汚れてしまっているようですね。

玄関前の換気扇と戸袋です。

今回、戸袋＆雨戸は少しイメージチェンジする予定(色変え)です。

台所の面格子は、だいぶ錆が発生しています。

金属の大屋根部分は、塗膜の剥がれや色あせは見られるものの屋根材自体は大丈夫でした。

大体の様子はお分かりいただけたでしょうか？

まずは周辺の植木などを移動させていただきスペースを確保。

作業を想定しながら長さの異なる単管パイプを組み合わせて足場を作っていきます。

勾配のきついコロニアル屋根部分にもこのように。

しっかりとした作業を行うためには足元を固めないといけませんね。

お家の形状によりますが、南側の面は足場とネットで覆ってしまうとかなり暗くなって鬱陶しい状態になりますから、写真のような形にしておきます。

お隣にご迷惑をかけないように、防護ネットを張って作業準備完了です。

 まずは、金属屋根の劣化した塗膜の撤去作業です。

どんなに高級な塗料を使用しても、下地が悪ければ

長持ちしませんからね。

錆の浮いてしまっている面格子は、このようにして擦ります。

雨どいも同様にゴシゴシゴシゴシ。

窓周りの木部もゴシゴシゴシゴシ。

この部分は青いトタンのままでした。(前回未塗装かな？)

恐らく住んでいらっしゃる方たちも普段目にしないところだと思いますが、ゴシゴシしております。

お次は高圧洗浄です。

まずは金属の大屋根から。

続いて、劣化の激しい北側の下屋根部分。

東側　窓周り部分も汚れが溜まり易いところ。

これからの季節に大活躍の網戸もついでに綺麗にしておきます。

いったん雨戸を閉じさせていただきながら、洗浄中！

昼間は仕舞ってしまうので、汚れに気づきにくいところですね。

玄関のタイル周りも、塗装範囲外ですが綺麗に綺麗に！

門周りも汚れていたので清掃中です。

特に作業を依頼されている訳ではありませんが、気になるところは自主的にが職人の心意気です。

長年の汚れを落としたところで、これからやっと塗装の作業に入れます。

おなじみの

はかりの登場です。

いつでもしっかり計っています。

 大屋根の金属部分、グレー色が下塗り剤です。

この日は晴天で気温も高く、乾きが早かったですね。

 配線などの細かいところにも忘れずに。

 こちらはメーターカバーです。

 錆が出ていることの多い雨どいの止め金具も、ひとつひとつ丁寧に塗っていきます。

しっかり研磨した後の面格子もペタペタペタっと。

 忘れ去られていた青トタン部分も生まれ変わるために、一旦グレー色に変身です。

コーキング部分にはプライマーを塗って塗料との密着を高めるようにします。

 隙間はコーキングで補填処理。

お家にとって大敵の水が回らないように！

こちらは窓周りですね。

インターホン周りのコーキングが切れていたので、色を変えてグレーで処理しておきました。

お施主様に気づいてもらえたかな？

おっと！　その前に重要な養生をしなくては。

窓や網戸に塗料が付いたらみっともないですからね。

夜、暑いときには破ってもらってOKです。　翌日　直しますから。

こちらはリビングの窓なので、前日作業終了後に巻き上げておいたビニールを再び降ろしているところです。

すべての窓を養生で塞いでしまったら、息が詰まってしまいますからね(笑)

外壁の下塗り作業。 

軒天との境目を刷毛で下塗り作業中。

広い面はローラーで。

軒天は塗料を替えて真っ白に仕上げます。

下塗り後、乾燥させて中塗り。

事前に打ち合わせして決めた外壁色がやっと登場します。

白っぽいのが下塗り後、クリーム色が仕上げ色です。

中塗り後は、上塗りをして外壁を仕上げていきます。

 残念ながら・・・・・・

外壁の塗装風景はずーっと同じような写真になっているので、次の作業をご紹介。

こちらは破風の塗装です。東側の急勾配屋根のところですね。

一階戸袋の下塗りです。

今回は、戸袋の枠を茶色、正面(写真で下塗りしている部分)を外壁色より一段濃いクリーム色で仕上げます。

クイズ　ここはどこでしょう？

すっかり色の落ちてしまった「濡れ縁」です。

なんとか塗れる状態でしたが、腐ってしまっている場合は作り直しですね。ギリギリセーフ！

 屋根は、屋根専用の塗料で既存色に近いチョコレート色で仕上げます。

急勾配のコロニアル屋根部分。

こちらは傷みが無く良好な状態です。

塗りたてのつやつやな様はまさにチョコレート。

この日の帰りにコンビニでチョコを買って食べました(笑)

 面格子は黒で仕上げていきます。

最初に覚えておいてくださいとお願いした通気口もこんなに綺麗になりました。

 換気扇カバーは木部と同色の濃い茶色で仕上げます。

壁面の付着物　窓枠・雨どい・換気扇カバーなどは色を統一してあげると全体のまとまりが良いですね。加えて白やベージュ系の外壁に対して濃い色を使うと「キリッ」と引き締まる感じがします。最終的には施主様のお好みですが・・・・・。

 色替えをお勧めした戸袋の上塗り作業です。

戸袋の正面部分と雨戸本体は同色に仕上げて、雨戸を閉めたときに色が揃うようにしたかったのです。

「夜閉めてしまったらわからない」という声が聞こえてきそうですが・・・・。

職人のこだわりということでご容赦を！

こちらは雨戸本体。

戸袋正面部分と同色仕上げです。

雨どいの裏側も丁寧に仕上げています。

完成はもうすぐ！

チョコレートが食べたくなる(？)屋根塗装の仕上げ塗り。

つやつやのピッカピカに！

 濡れ縁は濃い茶色で窓枠と調和。

さあ　仕上がりはどんな状態に・・・・・・・？

金属の大屋根部分。

奥のお宅の屋根と比べていただくと良くわかると思います。

施工前は同じような色でしたが、綺麗な仕上がりとなりました。

東側　コロニアル屋根部分です。

我ながら良い艶ですねぇ！またチョコレートを食べたくなってきた(しつこい？)

まだ足場が取れていませんが、北側の下屋根。パリパリに塗膜が浮いてしまっていた部分です。

下地処理もしっかりしているので、長持ちしてくれることでしょう。

南側　バルコニー内。

雨戸を一枚出して撮影してみました。

ご提案したイメージ通りの仕上がりです。

 一階の戸袋と雨戸。

茶色1色の戸袋＆グレーの雨戸から、大分イメージが変わりましたね。

かなり喜んで頂けてよかったです。

面格子と配管周りもこのように。

外からは全く見えませんが、手抜きなしです。

北側　一階部分。

同時期に写真の左手、裏のお宅をリフォーム中の他社の職人さんにも

「綺麗になったねぇ」とお褒めの言葉をいただきました。

東側　一階。

玄関のすぐ右手側なのですが、通路が無く西側からぐるりと回りこまないと入れないところです。

手前の茶色い部分は、忘れ去られていた青トタンのところ。

綺麗に生まれ変わりました。

 西側　一階。

配線周り、カバー類も、発生していたクラックの処理も完璧です。

今回は防汚性能の高いシリコン塗料を使用しましたので、綺麗な状態が長続きすると思います。

濡れ縁このように仕上げました。

相変わらず写真が下手なので、うまく伝わっているかどうか不安が残りますが・・・・

これでさいたま市桜区西掘Y邸の外壁・屋根塗装工事は完了です。

お施主様のお父さん、工事期間中の差し入れありがとうございました。

 施工にご満足頂けて我々も喜んでいます。

また、ご迷惑をおかけした(前面道路が狭かったので)ご近所の皆さんにも感謝です。

 道行く人の「あら〜綺麗になったわねぇ」とか　「新築みてぇになったな」の言葉がとてもうれしかった現場でした。