今回は以前に木製フェンスの塗装工事をご依頼頂いたお客様の外壁と屋根の塗装工事です。

実は前回のときに、

「屋根と壁もそろそろですね」

というお話はしていたのですが、某大手建設会社が建てた建物には、

保証つきのメンテナンス工事の制度が存在するらしく・・・・・

私は あんな事件もあったので、声を掛けていただけるとは思っていませんでした。

といっても、まだ契約を頂いたわけではありません。

相見積の相手は、誰もが知っている超大企業のゼネコン系住宅販売会社のリフォーム部門。

気合が入りますね!

既に工事の仕様が出ているようなので、同じ施工内容でお見積提出予定。

施工内容は大手さんといえども、私どもがお勧めするものと変わりないようでしたね。

少しビビッていましたが・・・・・

保証が付くというのもよくお話を聞いてみれば、建物の基本的な構造体の部分のみで、

設備や付帯物のお話とは別だったようです。

今回の塗装に使用する塗料についても「シリコン塗料」とあるのみで、メーカー・グレード不明。

(シリコンと言ってもピンキリですからご注意を)

クリアー塗装に使用する材料はパンフレット提示のみ。

塗装工事の保証内容については説明なし。

サンプル塗り板を送ってくるも連絡無し。(それでいいのか担当者)

で、結果は・・・・・施工金額は同一内容でうん十万円の差となりました。

(私どもでは建物本体の保証は出来ませんから安くなって当然ですが・・・・)

お客様には一度仕事振りを見ていただいているので、企業ブランドも立派な本社ビルもない小さな塗装店でも不安は無かったようでした。ありがたいことです。

施工に関しては、お客様のこだわりの部分で

「やってみないとわからない」(後ほど詳しくご説明します)

点があったので、変則的ですが状況によって施工方法を変更する内容でご契約いただきました。

営業はイマイチですが施工はバッチリのさくらリフォームですから、ピカピカに仕上げるつもりです。

施工事例と言いながら写真が一枚も無いですが(笑)、長くなりますので第一回はココまで とします。

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さて前置きが長くなりましたが、施工前の現況チェックにまいりましょう。

文京都市 浦和 にふさわしい印象の上品なお宅です。

浦和駅から近い本太ですが、バス通りから住宅街に入ったところなので静かです。

ご覧の用に一階から二階にかけてはブリックのサイディング

二階はモルタル 屋根はコロニアル です。

サイディング材は、ボードにブリックを貼り付けてあるような形状のもので、プリント物とは異なり、表面はザラザラしていて

劣化のためかポロポロ粉が落ちるような状態です。

サッシなどの隣接面はコーキングで仕上げてありますが、ご覧の用に亀裂が走っています。

年数もそれほどでもないので、恐らく表面のみだとは思いますが、美観的には気になります。

 バルコニー下の軒天も、白(本当は白ではないのですが)なので汚れが目立つところ。

雨戸ではなくシャッターが取り付けられていますが、雨染みなどの汚れ。

北側の勝手口の壁面は黒く汚れています。

ブリックの中の方まで汚れが浸透していないと良いのですが・・・

切り返しに付いている幕板も表面の塗装が剥げてきています。

新築の現場では予算も工期も無かったでしょうから、仕方の無いところですかね。

 ちょっと問題なのがこちら・・・・

入り隅 といわれる凹んだ部分のサイディング(ブリック)

この製品では 出隅(出っ張った角)は専用部材で仕上がっていますが、

入隅は突きつけのまま、上から同色の素材で埋め込んだ処理になっていました

年数も経って、材が動きますからヒビが入り、欠落してしまっています。

今回サイディング部分は、その風合いを生かすためにクリアー樹脂仕上げを予定していますので、いつもの様に

 「コーキングで埋めて 塗装で仕上げる」

というわけにはいかないので、ちょっと工夫が必要です。

続いて屋根。

金属部分にはアンテナの金具から出た錆。

もう必要ないということなので、古いアンテナは撤去してしまいました。

最近、ご依頼が多い作業ですね。(屋根上の作業は危険ですから遠慮なく)

特別な問題はありませんでしたが、年数相応の色退けと苔の繁殖を確認。

このような状況となります。

 ポイントは・・・

ブリックを貼り付けたサイディングの質感を残したいということ。

なので、塗装ではなくクリアー樹脂の吹付を選択。

しかも、樹脂のテカテカ感が残ってしまっては台無しになりますから、艶無しで。

前回お話した、「条件つきでご契約」をいただいたのは、この部分です。

事前に建物の目立たない部分に艶消しクリアー樹脂を塗布して

ブリックの吸い込み状況、表面のテカリ具合をご確認いただいて

最終仕上げ方法を決める

というわけです。

建物の保護のためとはいえ、ブリックがテッカテッカのピカピカになるのは駄目なのです。

今の上品な雰囲気もなくなってしまうでしょうね。

(実際ご近所にレンガ調サイディングでピッカピカのお宅がありました・・・・・)

相見積の某大手建設会社さんからはそこまでの提示は無かったようですが、小回りの利く小さな塗装店なら大丈夫です。

結論が出るまで材料の発注をしないという特殊な形ですが、いよいよ施工が始まります。

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路地をバックですり抜けて足場の搬入

 

広いお宅なので大変ですね

前回の報告漏れ。

バルコニー内の状況。汚れが酷いです。

床は厚手のタイルが敷き詰められているので、一旦取り外し、床を塗装した後に元に戻す予定です。

表面のタイルは割れても欠けても建物自体には影響ありませんが、防水塗装の表面は大事なので!

 こちらは玄関上部の下屋根。

表面の茶色が変色してしまっているのが良くわかります。

足場を組み、防護ネットを張った後に高圧洗浄です。

クリックして拡大すると、苔の落ち具合が判るかもしれません。

こちらは モルタル部の塗装色の確認風景。

お客様がサンプルで貰っていた塗り板は、どれもピンときていなかったようなので、お任せとなりました。

洗浄後、サイディングの目地コーキングの打ち直しです。

本数自体は少ないのですが、ブリックの厚みの分だけ深目地になっており簡単ではありません。

 軒天との境目もこのようにテープで養生します。

今回はクリアー塗装、ブリックにコーキング材が付着したら大変ですから慎重に!

 車が通る場所でもないので、思いっきりお店を広げています(笑)

こちらは今回は使用しませんが、断熱塗料「ガイナ」の空き缶(プラスチックですが)

しっかりしていて、蓋も付いているので現場で重宝していますね。

作業の合間に・・・・・

自分達が以前施工した木製フェンスの補修塗装です。

フェンスの上に物を置いて干されているらしく、上の部分が少し剥げていましたかね。

以前使った塗料が判っているので気が楽です。

事故のお詫びに塗布した光触媒の為か、フェンスのレンガ部分は非常に綺麗な状態でした。

さて本来の作業に戻って・・・・・・

 打ち込んだコーキングはこのような仕上がりです。

横目地に少しはみ出ているのは、後で綺麗に処理します。

 こちらは屋根の下塗状況。 

 下塗の後はおなじみ 縁きり部材 タスペーサーの登場です。

今回はちょっと大き目の透明タイプ。

 屋根材の端から約15cmのところに差し込みます。(屋根材1枚に2個)

ちょうど段差が付いているところです。

 透明なので一段と判りにくいと思います(笑)

が、全面に施工完了です。腰とふくらはぎがパンパン!

なぜかこの現場でよく現れる トカゲ君。

踏まないように気をつけつつ、続きは次回へ

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 コーキング作業の続きです。

 こちらは換気扇カバー周り。

上から撮影すると宇宙船っぽいですね。

サッシ周りもしっかりコーキング。

どちらも建物内部への雨水の侵入を防ぐ為です。

西側の目立たない部分に、クリアー樹脂を塗布してみました。

若干 色が濃くなりますが、吸い込みもあるので表面がテカテカにならないようですね。

目地の部分は若干樹脂感が残りますが、艶消しなので問題なさそうです。

ブリックの表面が樹脂で固まり、擦ってもポロポロと落ちることはありません。

コレなら見栄え的にも問題ないのでは?

奥様にご確認いただくこととしました。(ご主人は出張中のためメールで確認)

 屋根の方は、中塗りに入ります。

こちらも全体の雰囲気に合わせて、三分艶でしっとり落ち着いた雰囲気になります。

 艶の有無しは、ご希望によりどちらでも可能ですから遠慮なくご相談ください。

 塗装直後は光りますが、乾くと落ち着きます。

色あせの目立った下屋根も作業しています。

こちらはまだまだ他の作業で汚れますから、中塗りでストップですね。

シャッターボックスのような金属部位は、錆止めを入れてから塗装です。

白に白なので判りにくいと思いますが。

 コーキングをした換気扇カバーもサッシ色にあわせてシルバーから白に色替えしますので、錆止めから。

 細かいところもしっかりやっていることがご理解頂ければうれしいです。

 屋根の方は上塗りを終えて、一足先に完了です。

ここから先は、原則 屋根に上がることはありません。(足跡で汚れてしまうので)

軒天の塗装。

新築の現場の塗装の場合は、一発で仕上げたい(予算・工期の問題)ので白にずいぶん色を入れる要ですが、既存の塗装は全体に赤味を帯びていました。

  私たちの場合は、二度塗りで色をのせるので(ノリが悪い場合には三度)より白く仕上げることが出来ます。

隠ぺい力が弱い色の場合は、丁寧に塗らないと駄目なのです。

こちらは壁の塗装に向けて、サッシの養生です。

綺麗にカバーしますので、感心されるお客様やご近所の方も多いです。

今回は 二階部分だけですが、下塗 中塗り 上塗りの三回仕上げです。(基本です)

 下のブリック サイディング部分に垂れないように、養生してあります。

ハイ 塗料の確認です。

 屋根・サイディングにあわせて、モルタル部も三分艶 のしっとり仕上げ。

色番にご注目 「ニッペ」 とあるのは、日本ペイントさんの色番号だからです。

塗料は エスケー化研さんのクリーンマイルド 特殊アクリルシリコン塗料ですが、色の指定は他社でも大丈夫なのです。 面白いですね。

こちらは玄関前の柱と木製フェンスの狭い隙間を塗装中。

オレンジの柄のローラーは隙間用の細いタイプ。

 入隅のひび割れ部は、ジョリパッドの近似色で仕上げました。

表面の駄目な部分を落とすと、下にしっかりとコーキングが入っていましたので問題ないと思います。

さすが、大手のハウスメーカーさん、見えないところも大丈夫のようです。

 こちらは再び軒天です。

クリアー樹脂の吹付作業の前に、一度塗装したところを再び養生します。

こんなことの繰り返しですから、養生テープもあっという間になくなります。

使用するのは 発売されたばかりの エスケー化研さんのクリーンSDトップ です。

選択の理由

既に発売されていた某大手のクリアー樹脂 は

臭いが強烈で近隣からクレームの可能性あり

施工手順が艶有りを塗布後、艶消し塗布の工程

の為、こちらを選択しました。 だいたい後から発売されたものの方が良い場合が多いので というのもあります。

 吹付作業です。

ネットの中はシンナー臭がこもりますが、外部への影響は少ないようです。

「ちょっと 臭いんですけどー」 といったクレームはありませんでした。(挨拶回りもしっかりやっていますからね)

満遍なく均一に吹き付けていきます。

こちらは木部。

 切りの良いところまで・・・・・というわけで暗くなるまで作業中。

 さて 大分作業も進んできましたが、続きはまた

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 雨どいの塗装

 白は隠ぺい力が弱いので、二度塗りして仕上げます。

日が変わって、シャッターボックスとシャッター。

ここは艶有りです。

 手すり周りも白で ピカピカに

 破風は茶色の艶有り仕上げ

 窓周りのアクセントも茶色で

こうしてみると塗装前は大分焼けて色が退けていたのが良くわかります

 こちらは おまけ工事。

裏側の物置の屋根を茶色で塗装いたしました。

手持ちの塗料で出来ることですから、お安い御用ですね。

 さぁ 完成です!

一階部分はクリアー樹脂仕上げ、二階と屋根は塗装仕上げ

 かなり時間がかかりましたが、良い出来だと思います

 軒天周りも綺麗になりました。

 コーキング処理もしっかりしているので、防水もバッチリです。

 裏側も手抜きなく綺麗になりました。

天気が良かったので光っています。

新しいクリアー樹脂塗料も具合が良い様で、ブリックのサイディングや高意匠(模様や柄が印刷されている)サイディングのお宅で

「塗装で潰してしまうのはもったいない」

「今のサイディングの柄が気に入っている」

という方にはお勧めです。

但し、あまり紫外線で劣化してしまっている場合には色をつけたほうがよいと思います。

状態の判断は簡単に出来ますので、お気軽にご連絡ください。 0120-640-446

「新築みたいになった」

とお褒め頂きました。

いつもながら恐縮ですが、今回のお客様にも施工期間中、美味しいお茶とお菓子を頂戴いたしましてありがとうございました。

その時食べ切れなかった分は、帰りの車中で頂きました!

完工後、こんなお話が・・・・・・・・・

施工中にたまたま帰省されていた息子さんが休憩中の職人の会話を聞いて

「休憩中も刷毛がどうとか、ローラーがどうとか 道具の話をしていた・・・」

と感心されていたそうです。

ん〜職人なのでとしかお答えしようがありませんが、確かにギャンブルの話とか色っぽい話はしないですかねぇ??

私たちの趣味

読書  

なので、お昼休みは小説(漫画ではなく)読んでいたりします。

変といえば変かもしれません。 (ペンキだらけで読書)

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