さあ、いよいよ塗装の作業に入ります。
といっても、まず下塗塗料を使った下地処理です。
色の付いた上塗り塗料を塗る前にやるべき作業がいっぱいあるのです。
ペーパーをかけて、浮いている古い塗膜を落とします。
雨はねでひどい状態の部分は、ケレンが必要です。
壁の材料を傷めない程度にゴシゴシと、古い塗膜を落とし
さらに浮き気味の旧塗膜をがっちり固めるために、プライマーを塗布し乾燥させます。
プライマーの効果で浮いた部分を再度ケレンして、下地処理はOK！
後は、中塗り・上塗りと仕上げていけば完成です。
塗装工事といっても、下地処理にかける手間と時間が圧倒的に多いことがわかっていただけると思います。
ちなみに作業中に落ちた古い塗膜の「かけら」は、現場を汚したりご近所に飛んだりしてはいけないので、こまめに掃除して取り除きます。
塗装職人ですから、使うのは「箒」ではなく「刷毛」です。
ちょっと前後しますが、壁に付いている色々な塗料は、色決めに悩んだ跡です。
ご主人が希望されている「明るいブルーっぽいグレー」を、現場で調色して決めているところです。（塗料の種類によって現場調色ができないものもあります）
サンプルではなかなか決められない場合は、試し塗りを見て頂くのが一番ですね。
「うん、これだね！」
と言っていただける色が出せましたので、ちょっとホッとしたところです。
木部の破風もきっちり塗り上げてピカピカ☆になりました。
べろべろになっていた電源コードも壁と同色（この部分は白）で仕上げていきます。
バルコニー下のトタン部分は、いったんさび止めを塗ってから
青で仕上げました。
雨どいは、養生シートで隠れている部分も忘れずに、排水口部分は内側も塗り上げていきます。
今回のおまけ工事（無料） その1
玄関の外灯が、大分色落ちしていたので黒で塗り上げてみました。
今回のおまけ工事（無料） その2
東側通路を防犯ために塞いでいる板なのですが、雨どいと同色の茶で塗ってみました。
