まずは既存瓦の撤去から始めます
大分 年数が経過しておりますので粘土の類は乾燥して土(土埃)に戻っています
防水シートも劣化が進んでいます
中央部分で防水シートの材質が異なっていますので、以前に増築をされているようです
(ご主人は記憶にないとのことですが・・・・・)
既存瓦を降ろしつつ
屋根裏に入り込んでいる残土や植物類を掃除して、下地の補修作業となります。
私の指が映っていますが・・・・
防水シートが寸足らずであったため腐食し始めていた部分を補修します。
次は下葺作業です
使用するのは㈱チャンピオンのチャンピオンです
写真では段ボールの紙のように見えるかもしれませんが、非常に優秀な防水ルーフィング材です
名前の通り 「チャンピオン」 なのです
ロールを伸ばしながらホッチキスのお化けのようなもので バシバシ留めていきます
曲がってずれないように ずれないように・・・・・
その上から 防腐剤を染み込ませた(緑色)木桟で抑えていきます
木桟の所々に切り欠きがあるのは、雨水の通り道です
下葺のルーフィング材の黒い点々のラインも雨水の通り道となります
つまり 屋根は屋根瓦で防水しているのではなく、その下に葺いてある防水シート(ルーフィング材 下葺材)で排水しているのですね
当然ながら継ぎ目が出てくるわけですが、しっかりと重ねて張り込みます。
雨水が上から下へ表面を流れるように、防水シートは下から上へと張っていきます
上から伝わってきた雨水がちゃんと排水されるように、樋の部分までしっかり葺いています
外壁塗装と同様に屋根も見えなくなってしまう下地の作業が大事だということがわかります